【19thドイツ音楽の系譜】団内アンケート第1弾 ~2nd stage ヨハネス・ブラームスの曲たち~

みなさま、お暑い中いかがお過ごしでしょうか。管理人です!
さて、CAの19th演奏会まで残すところ1ヶ月を切りました!団員一同、よい演奏会にするべく、当日に向けて邁進中です。

「あっ!チケット買うの忘れてた!」

という方、コチラからお申し込みをどうぞ~^^

今回は「演奏会企画」ということで、演奏会で歌う曲たちについて、団員向けにアンケートを行いました!

企画当初はいつもどおり、演奏会に出演するメンバーの中から立候補を募って・・・と考えていたのですが、どうせなら団全体向けにしたほうが、様々な意見が聞けて面白いのでは?ということになり、このような運びになりました。
合唱団としてだんだん大きくなってきたCA、喜ばしいことには間違いはないのですが、やはりその分、全団員間の意思疎通も難しくなってきていると思います。
そんな団に対してちょっとでも一緒に歌っている人の気持ちを知れる機会ができれば!と思い、このアンケートを実施するに至ったのでした。

演奏会にご来場いただく方も、現在お悩み中の方も、今回残念ながらご来場いただけない方も、普段見えづらいCA団員、1人1人の考えを一読いただければと思います。
※順番は前後しますが、ブラームスMCの流れで、まずはじめに2nd stageの曲についてのアンケート内容&結果を一部抜粋して公開したいと思います♪

[団内アンケート第1弾 ~2nd stage ヨハネス・ブラームスの曲たち~]

~2nd stage~
ヨハネス・ブラームス

宗教曲 「二つのモテット」op.74
1. Warum ist das Licht gegeben dem Mühseligen
2. O Heiland reiß die Himmel auf

世俗曲 「ジプシーの歌」op.103
1. He, Zigeuner, greife in die Saiten
2. Hochgetürmte Rimaflut
3. Wißt ihr, wann mein Kindchen
4. Lieber Gott, du weißt
5. Brauner Bursche führt zum Tanze
6. Röslein dreie in der Reihe
7. Kommt dir manchmal in den Sinn
8. Horch, der Wind klagt in den Zweigen
9. Weit und breit schaut niemand mich an
10. Mond verhüllt sein Angesicht
11. Rote Abendwolken ziehn

●「二つのモテット」op.74の第一印象について→練習を重ねた今の印象

  • 密度の濃い、熱い曲→陰影の深さが魅力的 (S.Y.)
  • 第一印象として、Warumはヨブ記の内容、O Heilandは救いを求め、感謝する歌だという所から入りました。まずは詩の内容をそのままに。→ブラームス後期の死生観が出ている作品であると感じていて、かつ印象的なテーマや、詩の内容を意識させるための構成がとてもよく考えられている曲だと感じています。一曲一曲ごとに、とても表現にエネルギーを注いで歌うことになるので、二曲歌いきることに戦慄を感じています・・・。 (K.T.)
  • MODOKIさんが以前全国大会で歌われた「Warum!」に鳥肌がたちました。なんかいきなり和音の渦に取り込まれたような感覚。→試練を与えられても、神に「なぜ?」と問うてしまっても、それでも神への信仰心と天国への憧れ。 厳しい半音進行のあとにくるDurの美しさ。(ほんとに美しくDurが鳴るといいな) (O.M.)
  • ヨブ!エラ過ぎる!っていうか、こんな人、本当にいたの?※Warumの第一節のテキスト、ヨブ記より→キリスト教の宗教観に寄り添うことはなかなか難しいのですが、ブラームスは、「宗教」を超えた普遍的な神と人間の世界をすごい説得力で描き切っているため、何だか神様が身近に感じられるようになりました。「人間は愚かだから、神意を理解できないんだなあ、でも、神意というものは、図り知れないなあ。」などと感じながら、歌っています。 (O.M.)

●全曲を通して一番大事に歌いたい言葉またはフレーズ→その心は?

  • 1.Warumのフーガ。ここはキメたい!2.O Heilandの最後のアーメン。ここもはまればかっこいい!難しいですが。→1と2が歌えれば、他もきっと大丈夫なはず!?最初と最後は特に大事です。 (C.T.)
  • (Warum最後の)コラール!!!!これに尽きます!→ドイツ音楽の真髄がギュギュッと詰まっているから (M.S.)
  • 「Warum」→「なぜ」って言葉を発するのは,普段の日常でも相当エネルギーが必要だから。 (H.W.)
  • 何といってもコラールの最後のフレーズ:der Tod ist mir Schlaf worden→ヨブが最も望んていたものが、理想の姿で実現する最後のフレーズの表現で、聴いている聴衆に心の平安を感じてもらえたら最高 (S.S.)

●「ジプシーの歌」op.103の第一印象について→練習を重ねた今の印象

  • 合唱団まいの演奏会で全曲聴きました。 ・・・無理、って思いました、これ、CAで歌うの・・・?(笑)。→楽しい~楽しい~でも難しい、特にドイツ語・・・。 (Y.M.)
  • 何回か聞いたことがありますが、早口でごちゃごちゃした歌だなぁと思いました。→早口のドイツ語は大変だし、歌詞の内容にも共感できない部分も多いけど、皆でわいわいしている感じは楽しい。恋する乙女になりきって歌いたいです。 (H.T.)
  • ブラームスらしくないはっちゃけた曲→歌詞が想像以上に他愛のない内容で面白い (S.Y.)
  • 言葉と音がうまく結びついててすごいな〜、そして音が鮮やか!→楽しい!でももっと歌に落とせるようになりたい・・・ (K.N.)

●全曲を通して一番大事に歌いたい言葉またはフレーズ→その心は?

  • 「あの曲のあの部分」→私がやらなきゃ誰がやるのだ、という気持ちから(笑)。 (Y.M.)
  • 6番→しっかり酔っ払いたいです!子音をきっちり揃えて、韻を踏むことで、躍動感を表現したい。 (M.O.)
  • 分厚い和音からのパートソロ。→ヨハネスに試されていることを克服するために。ヨハネスをびっくりさせちゃいましょう。 (Y.H.)
  • フレーズではないのですが、昨年のコンクールのまいの演奏を聴いて、あぁ、音楽って、本当に自由だなぁ。と心に沁みました。生き生きと人間臭い自由な演奏ができるといいですね。(S.T.)

●演奏会でお客様に注目して聴いてもらいたいポイント

  • ブラームスのモテット。アカペラの二曲で完成されているその世界観をどう表現出来るかが、ポイントかと思います。 (E.Z.)
  • シャインもブラームスも宗教曲と世俗曲を並べることによって、それぞれの味わいをご堪能いただけると思います。才能の豊かさに圧倒されること間違いなしです!ピアノや楽器とのアンサンブルもお楽しみいただければと思います。もちろん高田先生も素晴らしいです。 (M.O.)
  • それぞれの曲のエッセンスを感じ取っていただきたい(そう、歌いわけられるようにならないと) (K.K.)
  • 曲のプログラム構成 (K.N.)
  • ブラームスやシャインの演奏を通して、高田三郎作品が浮かび上がるような、そんな全体の流れになればいいな、と思います。 (S.T.)
  • 陰影豊かな「2つのモテット」と、はっちゃけた恋愛ソング「ジプシーの歌」でブラームスの2面性をお楽しみいただければと思います。 (S.Y.)

●演奏会(全体)へ向けての意気込み

  • 全身全霊頑張ります!! (T.F.)
  • 前回の定演までは、皆さんの後を必死でついていくだけでしたが、今回からは、自分なりにこう歌いたい、という意思を持って取組みたいと思っています。 (M.O.)
  • とても重厚なプログラムですが、楽しんで聴いて頂けるよう音楽を身体に入れて思い切り表現できるようにあがきます!! (M.S.)
  • 私にとってはCA単独の自主公演は初。曲ごとに自分なりのテーマ(表現の焦点)を決めて、全体のアンサンブルに配慮しつつも、自分の表現に拘りたい。最終ステージ以外はドイツ語なので、徹底的に「ドイツ語らしさ」が伝わる演奏を目指したい。(S.S.)

以上、いかがでしたでしょうか。
団員も1人1人それぞれの気持ちで演奏会と向かい合っているようです。杉並公会堂にて、皆様にお会いできるのを団員一同お待ちしています!
それでは、第二弾、第三弾もお楽しみに!

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CANTUS ANIMAE The 19th CONCERTの前売りチケットをご希望の方は
最下部の入力フォームより必要事項を記入の上お申込みください。
演奏会窓口より、詳細をご連絡させていただきます。

CANTUS ANIMAE The 19th Concert ドイツ音楽の系譜

日時:2015/8/22(土)
開演:18:30 (開場:18:00)
会場:杉並公会堂 大ホール 全席自由
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入場料:一般2,500円(前売り 2,000円) 学生1,000円


シャイン
「イスラエルの泉」より
「羊飼いの快楽」より


ブラームス
「二つのモテット op.74」
「ジプシーの歌 op.103」


髙田三郎
「わたしの願い」
作詩:高野喜久雄

[指揮]雨森文也[ピアノ]平林知子
[リコーダー]古橋潤一
[ヴァイオリン]堀内 由紀
[ヴィオラ]天野寿彦、池田梨枝子
[ヴィオローネ]西沢央子
[オルガン&ルネサンスハープ]能登伊津子