【19thドイツ音楽の系譜】団内アンケート第2弾 ~1st stage ヨハン・シャインの曲たち~

前回の雨森先生・平林先生インタビューはお楽しみいただけましたでしょうか。
まだ読んでなかった!という方はぜひ一度目を通されてみてくださいね♪

【19thドイツ音楽の系譜】雨森先生・平林先生SPECIALインタビュー
19th演奏会『ドイツ音楽の系譜』に向けての特別企画として、 音楽監督の雨森文也先生と、今回も共演いただくピアニストの平林知子先生にSP...

今回の記事は演奏会企画【団内アンケート第2弾 ~1st stage ヨハン・シャインの曲たち~】をお送りします。団内アンケートってなに?という方は前回記事もご覧くださいませ。

【19thドイツ音楽の系譜】団内アンケート第1弾 ~2nd stage ヨハネス・ブラームスの曲たち~
みなさま、お暑い中いかがお過ごしでしょうか。管理人です! さて、CAの19th演奏会まで残すところ1ヶ月を切りました!団員一同、よい演奏会に...

さて、今回演奏するシャインという作曲家ですが、先生インタビューでもありましたとおり、なかなか日本では演奏される機会の少ない作曲家といえるのではないでしょうか。
かくいう私も、今回の演奏会までは名前だけなんとなく知っているだけで、曲はまったく知らぬ存ぜずの状態でした。

そこで、アンケート記事の前にかるくシャインの紹介をしたいと思います。

ヨハン・ヘルマン・シャイン(Johann Hermann Schein, 1586年1月20日 – 1630年11月19日)
17世紀ドイツの作曲家。同時代に音楽を築いたハインリヒ・シュッツとザムエル・シャイトと合わせて、ドイツ・バロックの3Sと呼ばれています。
バッハにいたるドイツ・コラール音楽の道を形成した一人とも言えるでしょう。
また、世俗曲も多く作曲していました。イタリアのエッセンスを多く取り入れており、ドイツ語のマドリガーレといってもいいと思えるほどです。

今回はそんなシャインの曲の中から、宗教曲は「イスラエルの泉」から、世俗曲は「羊飼いの快楽」から数曲を取り上げて演奏いたします。世俗曲については、楽器とのアンサンブルもお楽しみいただければと思います。

[団内アンケート第2弾 ~1st stage ヨハン・シャインの曲たち~]

~1st stage~
ヨハン・シャイン

宗教曲 「イスラエルの泉」より
1. Die mit Tränen säen
2. Dennoch bleibe ich stets an dir
3. Ist nicht Ephraim mein teurer Sohn
4. Nu danket alle Gott

世俗曲 「羊飼いの快楽」より
1. O, Venus Und Cupido Blind
2. O Amarilli Zart
3. Unlängst Dem Blinden Göttelein
4. Mein Schifflein Lief Im Wilden Meer

●「イスラエルの泉」の第一印象について
→練習を重ねた今の印象

  • 今回のテーマが「ドイツ音楽の系譜」なのに、異国っぽい旋律もあって、つかめない感じがしました。
    →だんだん歌えてくると、ドイツに結びついてきた感じがします! (N.F.)
  • 古風な入りから始まる曲。音域が幅広く重厚な曲だと思いました。
    →宗教曲と言えども明るい曲ですね。 (N.S.)
  • 透明感、静と動の対比、音符の動き方が印象的でした。
    →ドラマティックな面を楽しんでいます。 (H.H.)

●今回歌う曲の中で一番好きな曲
→その理由は?

  • Die mit Tränen säen
    → 「涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈り入れる。」という歌詞が好きだからです。曲からも喜びの歌を歌っている姿が思い浮かぶと思います。(K.K.)
  • Dennoch bleibe ich stets an dir
    →音楽とドイツ語の融合が素晴らしい。
    前半の「悩み」や「厳しさ」がドイツ語の語感とよく合っていて、後半の「賛美」では、歌詞の子音が少なく、よりイタリア的な明るい響きに繋がっている。
    演奏を深めれば深めるほど、曲が応えてくれる。 (C.F.)
  • Ist Nicht Ephraim mein teurer sohn
    →神に背いたエフライムに対する主からの尽きることのない愛を書いている。作曲者の想いも深いと感じられ、とても難しいがそれだけに面白い。 (K.M.)
  • 最後に歌う「Nu dancket alle Gott」
    →スケールの大きな神の賛美。そして印象的に現れる「Friede」の言葉。大きな意味としては違うのですが、「平和」という語意を含んでいて、そういう歌を歌えるのが幸せな気持ちです。 (H.T.)
  • それぞれ個性的な曲を選曲しました。各々の曲の魅力を感じて歌っていただけると嬉しいです。
    個人的にはNu danketが盛り上がって終わるといいなと思っています。
    →Nu danketは、26曲あるこの曲集の終曲なんです。曲想も大胆ですし。
    後半はモンテベルディを彷彿とさせますよね。杉並に豊かなハーモニーが響き渡るといいな~。 (K.H.)

●「羊飼いの快楽」よりの第一印象について
→練習を重ねた今の印象

※「羊飼いの快楽」は少人数グループでの演奏となります。

  • ドイツ人は「勤勉」「堅実」など勝手に抱いてたイメージとはちょっと離れて、
    軽やかでユーモアのある曲が多いのが意外。
    詩も自作しているので、根っからそういう人なのかしらん?
    でも、ちょっと冗長でクドいかも。
    →クドいと思っていた部分は、詰まるところ演る側の力量次第だなぁ、頑張ろう!と思えるようになってきた。手を替え品を替えうまく場面転換してお客様を楽しませたいなぁと。 (T.A.)
  • mein…は、イタリアの作曲家のような印象でした。
    →明快、直球だなぁ。と。それならではの難しさ、深さがあるなぁ、と。 (S.U.)
  • なんだかいろんなパートがいろんなことをやっていて、試しに全パート歌ってみたい。
    →それぞれのグループが他にはない個性を見せてくるのが楽しいし素敵です。 (H.S.)
  • バロックなのに、すごいルネサンスっぽい。
    →やっぱり、ルネッサンスだ、コレ。 (C.F.)

●少人数グループでの演奏において、特に心がけたいこと
→その理由は?

  • グループのメンバーや客席と、コミュニケーションを楽しみたい。
    →グループで歌うO Amarilli Zartは、大好きなエリック・ロメール監督の遺作、羊飼いの「アストレとセラドン」の世界観そのままで、ロマンティックでエキセントリックで、歌えてうれしいです。 (H.H.)
  • 他パートを聞きあって対話しながら歌いたい。
    →5月のアンサンブル合宿で、初めて少人数アンサンブルを経験しました。一緒に歌う仲間を思いやり理解しあって歌う楽しさから、私が今までやってきたものとはちょっと違うアプローチを学びました。ぜひコンサートでもできたらいいな。 (H.S.)
  • とにかく楽器と他のパートをよく聞いてアンサンブルすること。
    →少人数の演奏では一番必要なことなので。貴族のサロンのような音楽にしたいですね。 (K.M.)

●演奏会でお客様に注目して聴いてもらいたいポイント

  • バッハ以前の方ですが、ドイツにもこんなに熱い意気込みの曲を作っていた人がいたんだ、ということを知ってもらいたいです。 (T.T.)
  • 一見、時代も離れて関連性がなさそうなステージ構成ですが、最後の「わたしの願い」まで、その中になんらかのつながりを感じて頂ければ幸いです。 (N.S.)
  • 楽器と合唱が奏でるバロック音楽の雰囲気を感じ取って頂きたいです! (K.K.)
  • エレディア演奏会に引き続き、共演いただくバロックアンサンブルの皆さんが素晴らしいです。その時代に連れて行ってくれます。 (T.A.)

●演奏会(全体)へ向けての意気込み

  • ひとつの到達点として、また通過点として、充実した演奏会になりますように。 (H.H.)
  • それぞれの曲の特徴を歌い分けていきたいです。 (T.T.)
  • 最後まで気を抜かずに燃え尽きようと思います。 (S.U.)
  • 今回ドイツ語で大変苦労しましたが、最後まであがいて本番は集大成をお聞かせしたいです。
    聞いてくれた方々に、少しでも曲の風景を残せるよう頑張ります。 (H.O.)
  • とても個性的で意欲的なプログラムだと思います。
    4ステージドイツ語の曲で最後が高田三郎先生。
    2人のドイツ人作曲家で宗教曲と世俗曲を並べる。
    聴きに来てくださった方々に、なるほど素晴らしかったと納得して帰っていただける演奏をしたいですね。

    バッハは世俗曲を宗教曲に普通に改作していました。
    ドイツバロックそしておそらくブラームスにとっても宗教曲と世俗曲は別物として存在していたのではないのでしょう。
    でも、何か大切なところで違いはある。根っこの同じところと根っこの違うところが分かると、宗教曲、世俗曲どちらも一段深い音楽ができるような気がしています。今回それを体験できたらたと思っています。(K.H.)

IMAG0072☆番外☆シャイン世俗曲練習風景


以上、いかがでしたでしょうか。
それぞれの曲、グループに、それぞれの良さがきっとあるように思います。
それでは次回をもって、団内アンケートも最終回!、お楽しみに!

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CANTUS ANIMAE The 19th CONCERTの前売りチケットをご希望の方は
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演奏会窓口より、詳細をご連絡させていただきます。

CANTUS ANIMAE The 19th Concert ドイツ音楽の系譜

日時:2015/8/22(土)
開演:18:30 (開場:18:00)
会場:杉並公会堂 大ホール 全席自由
Googleアプリで場所を表示
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入場料:一般2,500円(前売り 2,000円) 学生1,000円


シャイン
「イスラエルの泉」より
「羊飼いの快楽」より


ブラームス
「二つのモテット op.74」
「ジプシーの歌 op.103」


髙田三郎
「わたしの願い」
作詩:高野喜久雄

[指揮]雨森文也[ピアノ]平林知子
[リコーダー]古橋潤一
[ヴァイオリン]堀内 由紀
[ヴィオラ]天野寿彦、池田梨枝子
[ヴィオローネ]西沢央子
[オルガン&ルネサンスハープ]能登伊津子

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