12/21聖母マリアのカンティクム 団員による演奏会紹介2

こんにちは。CANTUS ANIMAEでソプラノを歌っている本郷です。
昨年のとある日、急に雨森先生からの呼び名が「本郷ちゃん」から「もんちゃん」に変わった日から
「もん」というあだ名が市民権を得てきた様な気持ちがしています。

さて、全国大会が終わって2週間程。
次のステージまであと2週間程。
団員の焦りは日々日々増すばかりであります。
次回ステージに向けて、通常練習外の有志練習も続々行われております。

今回はこの有志練習について、ちょっとお話を。

CAのTwitterなどをご覧になっている方で、もしかしたら、
「CAって練習多くて大変な合唱団」と思っている方もいらっしゃるのでは、、?
いえいえ。通常の練習は毎週水曜日と、月に1度、土曜日or日曜日に練習がある程度です。
水曜日以外に練習している平日があったら、それは有志で集まって勝手に練習している日となります。

そもそもCAには、この有志練習の文化が元々はありませんでした。
通常練習の他でも練習しないとヤバいぞ!と団員を動かした出来事。
それが今年3月に公演した「ロ短調ミサ」の練習でした。
自分たちにとってハードルが高すぎた「ロ短調ミサ」は譜読みの段階から団員を苦悩の渦へと巻き込みました。
一人で譜読みにも挫折しているようでは何も始まらない、、じゃあみんなで譜読みしよう。と、かくして有志練習は始まりました。

「ロ短調ミサ」で監修を努めて下さった礒山先生が仰っていた「アマチュアの特権は沢山練習出来る事です」という言葉があります。
沢山練習出来るということは、その曲とじっくり付き合っていけると言う事で、曲を大切にできる事、、かしら。
この礒山先生の言葉を頂いた時、私はまるで宝物を頂いたような気持ちでした。

通常練習の補助的役割で有志練習というものはありますが、
仲間の話を聞く、仲間の声を聴く、同じマグナムボトルのワインを飲む(同じ炊飯器のご飯はあんまり食べた事が無い)、団員同士の大切な時間となっています。
このように、わいわいがやがや歌いながら飲みながら、アマチュア合唱団である私たちの音楽はつくられていきます。

さて、2週間後に迫った次回ステージはこちらです。

聖母マリアのカンティクム 〜S.A.deエレディアを中心とした17世紀スペインの音楽〜
場所:渋谷区文化総合センター さくらホール
日時:2014年12月21日(日)14:00開場 14:30開演

17世紀のスペイン音楽、、、ロ短調、コンクールのアウトサイダーに続き、団員達は悩まされております。
17世紀の音を古楽器と合唱で再現させようという今回の試みですが、
ここで再現しようとしているミーントーンの音律は現代楽器の音律に慣れている多くの団員には馴染みの薄いものでした。

今回共演をさせて頂くMedio Registroの古橋先生がチラシの中で仰っている「未知で懐かしい音楽空間」。

団員にとっても、まさに!未知!!未知っっ!!!

未知の世界に足を踏み入れた私たちですが(というより、行く先には未知しか無いのかも知れない)、
有志練習などをしながら少しでも17世紀のスペイン人に近づけるよう日々精進してゆきます。
私も、今回はスペイン料理を食べて、本番までにスペイン人になろうと思います。

今回演奏させていただく「マニフィカート」は聖母マリアがイエスをおなかに宿した喜びの歌です。
イエスが生まれるクリスマス前の今の時季にぴったりのコンサートだと思いますので、
是非さくらホールに足をお運びいただき、クリスマス気分を盛り上げてみてはいかがでしょう??
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

☆ ☆ ☆ ☆
聖母マリアのカンティクム
~Medio Registro × CANTUS ANIMAE~

前売り券のお申し込みはこちらからどうぞ。

日時:2014/12/21(日)
開演:14:00 (開場:13:30)
会場:大和田さくらホール(渋谷)
入場料:一般4,000円(前売り 3,500円)

S.A.de エレディア:第1旋法による6声のカンティクム
S.A.de エレディア:第4旋法による8声のカンティクム
S.A.de エレディア:第1旋法による8声のマニフィカート
S.A.de エレディア:エンサラーダ
J.B.J カバーリョス:パッサカーリョス

出演:
指揮:雨森文也
器楽 メディオ・レジストロ
Rec:古橋潤一、細岡ゆき
Vn:川久保洋子、小野萬里
Va:天野寿彦
Vc:西澤央子
Lu:高本一郎
Org:能登伊津子
Perc:岩村茜
合唱:カントゥス・アニメ

#番外
~練習風景Photo:自主練の1コマ~
自主練風景